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日夏 幸雄*; 下条 豊; 森井 幸生
Journal of Alloys and Compounds, 270, p.127 - 131, 1998/00
被引用回数:9 パーセンタイル:55.04(Chemistry, Physical)ウラン酸カリウムKUOの磁性研究を行った。磁気帯磁率の測定から、約17Kで反強磁性的な相転移が観測された。しかし、中性子回折実験結果は、転移温度の前後でほとんど変化がなかった。これは、Uイオンの磁気モーメントが小さいために起こったと思われる。磁気スピンが小さなドメイン内で整列した場合も、中性子磁気散乱が起こらないと思われる。
中島 邦久; 荒井 康夫; 鈴木 康文; 山脇 道夫*
Journal of Nuclear Materials, 248, p.233 - 237, 1997/00
被引用回数:4 パーセンタイル:37.09(Materials Science, Multidisciplinary)核分裂生成物を含有するPu化合物の熱力学データは、高温、かつ高温度勾配環境下におかれるMOX燃料のふるまいを予測する上で重要である。ここでは、主要な核分裂生成物の一つであるSrとのペロブスカイト型複合酸化物SrPuOの熱力学データを取得するため、高温質量分析計を用いてその蒸発挙動を調べた。Sr分圧値は白金製クヌーセンセルを用いた場合よりもグラファイト製セルを用いた時の方が高くなることから、SrPuOの蒸発挙動には系内の酸素ポテンシャルが影響すると考えられた。また、SrPuOの自由エネルギー関数を推定し、第3法則処理によるSrPuOの標準生成エンタルピーを導出した。
加藤 義春; 木村 貴海; 吉田 善行; 二谷 訓子*
Radiochimica Acta, 74, p.21 - 25, 1996/00
これまでに報告のあったU(VI)及びPu(VI)の固液相平衡において、生成する沈澱の化学形に大きな違いがみられること、Np(VI)に関する同様の研究が全くないことなどから、Np(VI)及びU(VI)の固液相平衡の研究を行った。0.1M NaClO、25C、pH2.5~5.5において、オゾンを含む80%、0.99%及び0.03%CO雰囲気でNp(VI)の溶解度を、100%及び0.03%CO雰囲気でU(VI)の溶解度を測定した。生成した沈澱をX線回折及び光音響分光で分析した結果、80%及び100%COではNpOCO(s)とUOCO(s)が、0.03%及び0.99%COではNpO・HO(s)とUO・2HO(s)が溶解度を決定する固相であることを明らかにした。それぞれの固相に対して得られた溶解度積はlog Ksp(NpOCO)=-14.620.12、log Ksp(NpO)=-21.900.09、log Ksp(UOCO)=-14.100.14及びlog Ksp(UO)=-22.280.05であった。
日夏 幸雄
Journal of Alloys and Compounds, 203, p.251 - 257, 1994/00
被引用回数:24 パーセンタイル:80.97(Chemistry, Physical)ペロブスカイト構造を持つアルカリ金属ウラン酸塩MUO(M=Li,Na,K,Rb)の磁気的性質について研究した。この研究では、理想的なペロブスカイト型構造を持つRbUOを合成した。4.2Kから室温までの磁化率測定から、約27Kで磁気転移することを見出した。ウラン5価による常磁性共鳴吸収スペクトルは4.2Kでも測定できなかった。磁化率と光吸収スペクトルの結果を、オクタヘドラル対称結晶場モデルで解析した。MUOの磁気転移温度、結晶場パラメータを比較、議論した。
日夏 幸雄
Journal of Solid State Chemistry, 110, p.118 - 123, 1994/00
被引用回数:8 パーセンタイル:38.04(Chemistry, Inorganic & Nuclear)理想的なペロブスカイト型構造を持つKUOを合成し、その磁化率を4.2Kから室温まで測定した。磁気的異常(磁気転移)が16.8Kで起こることを見い出し、この転移温度は磁場の大きさが増加すると減少することがわかった。Uイオンによる常磁性共鳴吸収スペクトルは、4.2Kでも測定されなかった。磁化率と光吸収スペクトルの結果をオクタヘドラル対称を持つ結晶場モデルで解析した。求めた結晶場パラメータを他のf化合物のデータと比較、議論した。
J.Lee*; 山岸 滋; 伊藤 昭憲; 小川 徹
JAERI-M 93-167, 21 Pages, 1993/09
窒化ウラン微小球燃料を炭素熱還元法で調整するために使用する炭素分散UO微小球の調製に内部ゲル化法を適用した。UO微小球中への均一な炭素分散に適切な条件について研究した。最初に良質UOゲル球調製に適した原液の組成範囲を、ゲル化挙動の観察により明らかにした。その組成範囲内で数種の炭素分散微小球を調製した。微小球中の炭素の分布を解析した。良質の炭素分散微小球調製が可能であった。EPMA分析の結果は、大きな炭素リッチの塊がまれに存在するが微小球中に炭素は平均して分散していることを示した。
日夏 幸雄
Journal of Alloys and Compounds, 193, p.113 - 115, 1993/00
被引用回数:14 パーセンタイル:72.75(Chemistry, Physical)ペロブスカイト型化合物、BaUO,BaPrO,BaTbOを合成し、磁化率、常磁性共鳴吸収スペクトルを測定した。X線回折からBaUOは理想的なペロブスカイト構造を、またBaPrO,BaTbOでは斜方晶に歪んだ擬ペロブスカイト構造をとることがわかった。BaUOは温度に依存しない常磁性を、またBaPrO,BaTbOでは11.5,32.7Kで磁気転移を起こすことがわかった。常磁性共鳴吸収スペクトルの測定では、BaPrOではPrに基づく超微細構造が測定され、BaTbOではg=2.00のスペクトルが測定できた。
日夏 幸雄; 藤野 威男*; Edelstein, N.*
Journal of Solid State Chemistry, 99, p.182 - 188, 1992/00
被引用回数:25 パーセンタイル:74.52(Chemistry, Inorganic & Nuclear)LiUOを合成し、その磁化率を4.2Kから室温まで測定した。磁気転移が16.9Kで起こり、この温度以下では磁化率の磁場依存性が見られた。LiUOの結晶場パラメータをLiNbOにドープしたUの吸収スペクトルから決定した。磁化率と常磁性共鳴吸収のg値を計算し、実験値と比較した。
山岸 滋; 高橋 良寿
Journal of Nuclear Science and Technology, 23(8), p.711 - 721, 1986/00
被引用回数:8 パーセンタイル:66.74(Nuclear Science & Technology)pH制御下で硝酸塩溶液をアンモニア水で中和する方法でU含有率040%のThO-UO混合ゾルを製造する条件を検討している。U035%では、四塩化炭素-アンモニア系ゲル化用の良質原料ゾルを得ている。製造可能の安定なゾル中のUのコロイド率は、Thのそれに比べて低い。その上、U含有率が高くなるにつれて後者は少し低くなるだけであるが前者はかなり低くなる。その結果、(Th+U)のコロイド率も急激に低くなる。ゾルのゲル化挙動の良否は、ゾル中の4.1nm以上のコロイド率とU含有率とに依存する。ゲル球破損を起さないための上記のコロイド率の下限値は、U含有率が高くなるにつれて低くなる。ゲル球破損は、低U含有率ではクラックであるが、高U含有率では「えくぼ」あるいは「へそ」のような穴である。この差異についても考察している。
岩崎 又衛
Journal of Inorganic and Nuclear Chemistry, 26(11), p.1853 - 1861, 1964/00
被引用回数:25抄録なし